ホーム >  学園案内 >  教育方針

教育方針

たくましい大人として生きるために

校長 柳沢幸雄

 開成学園の教育は、個人として、また集団の一員としてたくましい大人として生きるために必要な考え方、習慣、知識、技術などを身につけることを目標としています。受験生の皆さんが持つ素質を開花させ、皆さん一人一人が自分の人生に充実感を持ち、社会に貢献できるたくましい大人になるための基礎を、開成学園で養うことが出来ます。

 素質に恵まれた皆さんは、社会に大きな貢献をすることが期待されています。大きな貢献をするには、個人としての強さ、強い自己を持つことが重要です。付和雷同せず、正しいと思う事を主張し、実行する。個人としての強さが重要であるとともに、集団の一員として自分の役割をきちんと果たす事も重要です。人間は集団を必要とする群居性の生き物だからです。一人だけでは出来る事がとても限られています。いろいろな目的のために作られる集団の中で、自分の役割を果たしていく。あるときは集団が掲げる目的の一部を担当する、またあるときはリーダーとして集団全体を引張って行く。強い自己の確立と集団の一員としてリードされる経験、リードする経験、この3つが皆さんをたくましい大人に育て上げるために欠かすことのできない要素です。

 開成学園にはたくましい大人に必要な知識、技術を学ぶ授業と、たくましい大人に必要な考え方、習慣を学ぶ課外活動があります。中一から高三までの全生徒によって組織される運動会や生徒会・部活動などの課外活動を通じて、集団の一員としてリードされる経験、リードする経験を蓄積できます。最大の学校行事である運動会は、運動が得意な人、絵が得意な人、音楽が得意な人、演奏が得意な人、編集が得意な人、記録が得意な人、後輩の指導が得意な人、管理運営が得意な人、実務が得意な人など、開成生の全員に重要な役割があります。学年の進行と共に、いろいろな役割を経験し、高校3年生になると運動会運営のすべてを取り仕切ることになります。また部活動や生徒会活動は自分の好みに合った活動を選ぶことができるので、得意分野を伸ばし、強い自己を確立することに役立ちます。

 皆さんは同じ年齢の友人と多くの時間を過ごしてきたと思います。課外活動で集団を構成する異なる年齢の先輩、後輩、そして同輩と交わる中で、先輩から自分の近未来を知り、後輩によって自分の変化の軌跡を跡付け、同輩と共に成長する喜び、楽しさが発見できるでしょう。

 いま皆さんはいろいろな事を保護者や先生から教えてもらっています。しかし皆さんが大人・社会人になった時、職業として皆さんを教えてくれる先生はいません。課外活動と同様に、集団の中の先輩、同輩、後輩から必要な知識を学ばなければなりません。

 開成学園が課外活動を重視している理由は、強い自己を確立し、集団の一員として自分の役割をきちんと果たすことがたくましい大人として生きるために欠く事の出来ない要素だからです。開成学園で学ぶことで、校名の由来通り「(開物)素質を開花させ、(成務)人としての務めを果たす」たくましい大人に皆さんが成長することを強く期待しています。