地質部、トリティロドン類の歯の化石を発見

先日ここで、
「中高一貫教育を進めている福井県の高志(こし)高校との交流の話があり,夏休みを利用して両校の生徒が福井県の恐竜の化石の発掘現場を見学するという計画がたっています。」
と、ご報告しました通り、8月初旬、11人の地質部員が2泊3日で福井県を訪れました。

交流会は2日間行われました。その翌日(3日目)は高志高校の先生と大野市の博物館の学芸員の方、お二方に別の場所に案内していただき、化石を採取しました。後日、それらの化石を学校の実験室でクリーニング(化石を見やすいように整える作業)していたところ、高2の一人が、高1の一人が作業しているのを見て、「これはあやしい。もしかして動物の歯では?」と気づきました。そこで、大野市の学芸員の方を通じて国立科学博物館で鑑定していただいたところ、きわめて珍しい単弓類の化石であることがわかりました。ほ乳類と類縁関係にあるようなは虫類の歯です。
トリティロドン
その後博物館から報道発表が行われ、同時にメディアからの取材申込みもが多数来ました。
TVは福井放送東京支局(TV)が来てインタビューしていきました。夕方のローカルニュースに出たそうです。
新聞は福井のローカル版の朝日新聞や読売新聞,毎日新聞,福井新聞,中日新聞などにでているようです。

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