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教育方針

尖った個性をのばし、多様性を深く理解し、グローバルに活躍・信頼されるたくましい大人をめざしてほしい

校長 野水勉

開成学園には、多様で優秀な個性が集まっています。その中で、お互いに刺激しながら、それぞれの個性を尊重し、楽しく、のびのびとした、満足度の高い学園生活を送ってほしいと考えます。同級生や先輩・後輩と交わる中で、興味や得意分野の共通する友人が必ず見つかりますので、お互いに切磋琢磨して、尖った個性をさらに伸ばしてもらいたいと思います。

開成学園の先生方も個性豊かな先生方ばかりで、個性溢れる自主教材により、生徒に考えさせ、興味を引き出す、高いレベルの教育が行われています。将来の進路の相談についても、生徒の得意分野や個性を伸ばすことを最大限に尊重し、助言するように配慮しています。

高校を卒業すれば、大人の一員となります。集団・社会の一員として、自分の役割を果たす、信頼されるたくましい大人に成長してもらいたいです。とくに、開成学園を卒業する皆さんは、開成の掲げる理念の一つである「進取の気性」すなわち、従来の習わしにとらわれず、積極的に新しい物事に取組む気質を大事にしていただき、率先して新しい分野を切り拓いていただくことが大いに期待されています。

ますますグローバル化が進む時代の中で、多様な国や宗教をはじめ、様々な背景を持った人々、社会的弱者や少数者など、多様性を深く理解し、さらに男女共同参画社会実現のための貢献を惜しまず、国内外で、高度な語学力とコミュニケーション力を持って、多くの人から信頼されるリーダーシップを発揮してほしいと思います。

開成学園では、運動会、文化祭、学年旅行等の学校行事の多くが、企画立案から準備、当日の実施体制も基本的に生徒によって自主的に運営され、自主的な組織運営を学び合う機会となっています。様々な意見をお互いに聴きながら、意見の違いを集約して組織を動かしていくためのチームワークとリーダーシップの重要性も体験していくことになるでしょう。生徒会や部活動などの課外活動も大いに奨励しています。多様な運動部、文化部、同好会があり、興味が共通した新しい同好会を作ることも容易で、多様な仲間と飽きるまで自由に没頭できる環境が整っています。

2021 年に創立 150 周年を迎えた今、生徒の皆さんが、その輝かしい伝統を引き継ぎながらも、その伝統を乗り越え、多様性を深く理解し、率先して新しい分野を切り拓きながら、国内外でリーダーシップを発揮して活躍することを大いに期待しております。