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学園長・学校長挨拶

学園長よりご挨拶

学園長・理事長 丹呉泰健

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開成学園は、1871年佐野鼎先生により創立された、凡そ150年の歴史と伝統がある中学・高校一貫教育の男子校です。

開成学園の建学以来の教育方針は、佐野鼎先生そして初代校長高橋是清先生の精神を踏まえ、「質実剛健」、「自主自律」、「進取の気性と自由の精神」、「ペンは剣より強し」そして開成の名前の由来である「開物成務」の精神を体得し、時代の変化に対応し、我が国と世界の発展に貢献する人材、即ち開成健児を養成することです。そして、開成学園は、これまで社会のいろいろな分野で活躍する人材を輩出してきました。

現在の開成学園の生徒は、質実剛健であるが自由な雰囲気の下、運動会などの行事を生徒が自主的に責任を持って運営しています。また、目標に向かって生徒全員が一体となり立ち向かう姿や高校生が中学生を指導する姿を見て頂ければ、中学・高校の一貫校の良さが分かると思います。そして、開成学園の卒業生は、社会に出てからも開成という強い絆を持っています。

当校の教育内容が充実していることは、大学への進学率が長年極めて優秀な成績を収めていること、また数学オリンピックやいろいろな部活における好成績などからも、皆様ご承知の通りです。このことは、優秀な生徒が開成学園に入学していることに加え、先生方の教育方針と適切な指導、また優れた教育環境が大きく寄与していることは言うまでもありません。

今後とも当校が私学トップ校の地位を維持し、かつ発展させることは大変重要なことと考えており、引続き全力を尽くしてまいります。しかしながら、改めて申し上げますが、当校の教育の目的は大学進学ではありません。建学の精神を踏まえ、社会の実践に貢献できる学問、人格ともに優れた人材、即ち開成健児を育てることです。将来の日本、世界においては政治、経済、文化、科学技術等、色々な分野で予想もできない変化があると思います。当校の生徒にはこうした変化に柔軟に対応できるよう、そしてできれば変化を起こす人材に成長してもらいたいと願っています。そのためには、学力の向上に加え、「進取の気性」、「高い志」、「自主的な取り組み」が大事であり、これらは開成学園の生活の中で生徒自身が掴むよう先生方を中心に教えています。精神も肉体も柔軟で資質に富んだ十代の若者が集まり、お互いに切磋琢磨し、学問を学び、人格を磨く機会を持つことは大変恵まれたことで、その後の人生の可能性も大きくなると思います。

開成学園は、我が国の教育の最先端を行く中高一貫校として、伝統を守りつつ、新しい時代に応える教育を実践し、皆様の期待にしっかりと応えていきたいと思います。 (2019年10月)

新校長の挨拶

校長 野水 勉

4月より、柳沢幸雄校長を引き継ぐことになりました。50年ほど前に在籍した中学・高校に、このような形で戻ることを大変光栄に思います。丹呉理事長をはじめ、開成学園の教職員の方々と協力し、保護者の皆様、様々な分野で活躍する卒業生の皆様のご支援を受けながら、大事な成長期を開成で過ごす生徒の皆さんが、将来幅広い分野で活躍するための基盤づくりのお手伝いをさせていただきたいと思います。

来年の2021年に創立150周年を迎えますが、良き伝統を引き継ぎながらも、現在の日本を取り巻く世界情勢の中で、開成学園として日々研鑽を続け、さらに変化し、発展していく努力を続けていきたいと思います。

私は、35年間の大学教員の間、ここ20年間は、大学で化学分野の研究・教育を担いながら、留学生交流プログラムの運営や国際交流に長年携わってきました。留学生が気持ちよく勉学に励んでもらうためには、留学生の様々な文化や宗教・国の背景の違いを理解しながら、相手の立場に立って、日本の制度や考え方を丁寧に説明することが重要です。日本の大学生たちも、交換留学等によって自分たちが海外での留学生としての経験をすると、多様な文化を積極的に理解するたくましい大人になって戻ってきます。

日本社会も、多様な背景をもった方たちが急速に増えてきており、否応なくグローバル化の時代を迎えています。開成の生徒や卒業生の皆さんが、これらに臆することなく、多様性を充分に理解し、マイノリティー(社会的少数者)や立場の弱い方々を含め、相手の気持ちを思いやることに努めながら、日本や世界で様々な分野でリーダーシップを発揮して活躍していただくことを期待しています。これは、開成の創立者佐野鼎先生や高橋是清初代校長の創立の精神ともつながっています。

開成の教育は、質実剛健、自由の精神の下で、教職員の方々が不断に接触して、生徒が自主的、自律的に行動でき、個性を発揮するように努力しています。課外活動も盛んで、積極的に奨励しています。生徒の皆さんは、楽しみながら開成での学園生活を過ごしていただきたいと思います。 (2020年4月)