創立150周年(2021年)記念事業として高校校舎の建替を行うことが2012年に理事会で決定され、「未来の開成を創る」というコンセプトで計画がスタートしました。2019年4月に3期に渡る工事がスタートし、2024年9月に竣工しました。建築に当たり、多くの卒業生、保護者の皆様にご寄付のご協力をいただきました。心よりお礼申し上げます。
計画概要
計画は教職員で組織される建築委員会を中心に検討を重ね、設計施工は大成建設(株)にお願いしました。「生徒の活動」をより活性化することを目指し、学生ホールに加え、しゃべれる学習スペースや北広場などの共用部を増やし、第2グラウンドも拡張、広いピロティ―、屋上テラスも設けられ、予備教室は2室から6室に増えました。
また、中学校舎、第2グラウンドも含めて学校全体の使いやすさの向上を目指し、高校校舎は3階をベースフロアとし、中学校舎と3階で繋がる上空通路が設置されました。
建物は地下1階、地上6階、新築延べ床面積18463.01m²(D棟(旧特別教室棟を減築)を除く)です。
全体建替工程
「工事期間も教育や学校生活の質を維持する」ことを目指し、仮設校舎は使用せず、運動会を行う第2グラウンドには仮設を含め校舎をつくらないということで、3期に分けて解体→建築を繰り返す工事計画としました。足掛け5年半にわたる工事となりました。
新規の寄付受付終了のお知らせ
開成高校校舎建設募金につきましては2015年11月より約9年間にわたり受付し、これまでに5791名の皆様から、合計14.7億円を超える寄付を頂戴いたしました。当初の目標額10億円は勿論、修正目標額13億円も大きく上回ることができましたのは、ご寄付を頂きました皆様のご厚志の賜物と深く感謝しております。
お陰様で本年9月20日に無事工事を完了し、10月1日には新高校校舎の竣工式を実施いたしましたので、併せてご報告させて頂きます。工事完了に伴い、高校校舎建設募金としての新規の寄付受付は、2024年10月末日をもって終了させていただきます。
なお、多額のご支援に対する学園としての感謝の意を表すため、累計で10万円以上のご寄付をいただいた方の名前を記載した顕彰銘板を作成しておりますが、寄付の新規受付停止に伴い、2024年10月末日までの「累計寄付金額」を基準として、最終的な顕彰銘板を作成させていただきます。また、新規受付終了後も継続寄付をお申込みいただいている寄付者の方々につきましては、「累計寄付金額」として、今後の寄付予定額も算入させていただきます。
今後につきましては、未来の開成学園の更なる発展のため、新たな寄付制度の創設を検討しております。その節は何卒ご検討賜りますようお願い申し上げます。
これからも開成学園の教育理念のもと、生徒たちが夢や目標に向かって輝ける環境を整えてまいります。引き続き温かいご支援とご鞭撻をお願い申し上げます。 最後になりますが、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、感謝の言葉とさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
学校法人開成学園
2024.10.31
新校舎建築特設サイト「開成の未来を創る」(2015.11~2024.10)アーカイブ
こちらは、新校舎建築の概要や進捗状況などを
お伝えしていたサイトのアーカイブです。