第88回 ボートレースの結果報告

ゴール手前でリードを許し、わずか0.3秒の差で勝利を逃したあの日からほぼ1年、例年と比べて気候も水面も穏やかな4月16日、開成高校と筑波大学附属高校の88回目の対校戦が行われました。昨年までの成績は開成43勝、附属44勝、今回は附属がさらに差を広げるのか、開成が五分に戻すのか、今後の展開を占う上で重要な大会となりました。

今回、開成からは対校クルー以外にジュニアレースのダブルスカルとクオドルプル、そして中学招待レースに出漕しました。中学招待レースは終盤に開成が戸田中学校をわずかにリードして逃げ切り、両校あわせて5艇が出漕したジュニアレースのダブルスカルは終盤に開成が附属との差を着実に広げて勝利しました。4艇レースとなったジュニアレースのクオドルプルは先行する附属のクルーを開成が中盤から追い上げ自己ベストは大幅に更新したもののあと一歩及ばず、残すところ対校レースを残すのみとなりました。

対校レースはスタートから両校クルーほぼ互角の展開、終盤に至るまで競り合いが続きました。昨年のようにゴール手前で抜かれるのではと心配しながら見守りましたが、終盤も開成の対校クルーの艇速は落ちることなく附属の対校クルーを突き放し、終わってみれば1艇身近い差で勝利しました。

これで44勝44敗の五分となり、次回は通算成績での勝ち越しがかかる大会となります。

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