5月6日、開成高校と筑波大学附属高校の94回目の対校戦が行われました。昨年までの成績は開成46勝、附属47勝、今回勝つと五分に並びます。
当日は対校レースのほか、中学招待レース、シングルスカルの試合に開成のクルーが参加し、中学招待レースは開成中学が横浜ジュニアローイングクラブに勝利、シングルスカルも筑波大学附属高校に対し余裕を持って勝利し、残すは対校レースのみとなりました。
今回、開成の対校クルーは昨年の対校戦を戦ったクルーが3人残りました。昨年わずかな差で敗れた悔しさをバネに努力を重ねた彼らは、秋に相模湖で行われた関東選抜では決勝進出・6位入賞という結果を残しました。そして対校戦直前の4月30日に海の森水上競技場で行われた国体チャレンジマッチでは惜しくも4秒差で敗れ国体ブロック予選出場は逃したものの東京選抜に次ぐ2位となり、タイムも3分19秒という対校戦に向けて上々の仕上がりで当日を迎えました。
当日の対校レースは、スタート直後からリードを奪うとその後は安定した漕ぎを続けてリードを守り、終盤にはさらに差を広げ、強風のなかで3分24秒というタイムで勝利を収めました。これで対戦成績は47勝47敗の五分となりました。
今回の開成の対校クルーは高校2年が3人乗っており、次に向けて3人が残ります。一方、敗れた筑波大学附属高校の対校クルーも高校2年が4人います。次回は開成、筑波大附属のどちらもさらに力をつけた上で対校戦を迎えることとなりますが、両校ともより素晴らしいレースをしてくれることを期待しています。
そして、今回のボートレースでは久しぶりに現地での応援と観戦が可能となりました。多くの新入生、応援団、教職員、保護者、OBの皆様を前にして、素晴らしいレースができたことを何よりもうれしく思います。
最後になりましたが、当日は応援ありがとうございました。