2/17(火)および 2/26(木)、中学 2 年生を対象に、箭内秀平さん(sign studio YANA代表、デフリンピック選手)による授業が行われました。箭内さんは、ろう学校の教員を経て、現在はご自身で「手話サロン」を運営なさっています。また、デフリンピック自転車競技に四大会連続で出場なさっているアスリートでもあります。
授業では、箭内さんのこれまでの人生を振り返り、ろう者ならではの様々な出来事や、自転車競技の魅力について、お話しいただきました。「どんな時でも諦めずに、自分を信じて進んでほしい」というメッセージには、まさにそれを実践してきた箭内さんならではの説得力が感じられました。
授業後半の質疑応答は、日常生活に関わることや自転車競技関係の質問から、「言語」「手話」にフォーカスした抽象的な話まで、多種多様な内容で盛り上がりました。また、昼休みには箭内さんとの昼食会が開催され、生徒の数名がサインネーム(手話でのあだ名)を箭内さんからいただくなど、楽しい交流の場となりました。
先日の毛塚和義さんの授業、また二学期以来の「デフリンピック」観戦や「ろう芸術祭」鑑賞、様々なテキスト読解などを通じて、私たちは「人間にとって言語とは何か」を考えてきました。もちろん難しい問いですが、今回の授業からはそのヒントが得られたのではないかと思います。同時に、「一人の人間として向き合う」ことの大切さ、それを難しくしている要因、或いは難しく考えすぎることの問題など、「国語」の範囲からはみ出る(けれども確実に繋がっている)様々なことについても、考えを深められたように感じています。
授業という場の可能性を感じるひとときでした。実りある時間を支えてくださったすべての方に、この場を借りて感謝申し上げます。




