日本化学会,開成学園,「夢・化学-21」委員会主催の「化学の日@開成学園」講演会が「化学の日」当日の 10月23日,本校中学小講堂で開催され,本校の中学生,高校生,保護者,教職員など約500名が参加しました。講演者は講演順に玉尾皓平理化学研究所研究顧問(前日本化学会会長),小林喜光日本化学工業協会会長(三菱ケミカルホールディングス社長),鈴木 章北海道大学名誉教授(2010年ノーベル化学賞受賞)のお三方です。
講演では,それぞれ自らの中・高校生時代のこと,化学に進んだきっかけなどについてお話いただきました。
「わが国の化学,科学技術の底力はすごい。多くの若い人々が化学,科学技術の分野に進 んでほしい」(玉尾)
「世界の企業はグローバルリーダーを求めている。特に日本の若い方々には人間として哲学をもつ こと,欧米人に負けないタフな交渉力をもつこと,日本人のアイデンティティを ベースにした強みを意識 して欲しい」(小林)
「わが国は資源のない国。このため研究開発によって付加価値の高い製品を創り出すことが求められる。若い人々にはこの一翼を担うため化学,科学技術の分野に入ってきてほしい」 (鈴木)
とそれぞれからメッセージを頂きました。