ボート部2019年度対校クルーの活動を振り返って

令和2年4月18日、本来であればこの日にボートレースが行われ、その結果をホームページでも報告している予定でした。しかし新型コロナウイルス流行にともなう諸々の中、4月の開催は中止となり、その後も開催を検討したものの実施困難であるということで今年度のボートレースは中止ということになりました。

行われるはずであったボートレースに出漕する予定だった対校クルーは、中学から続けている者と高校1年から加入した者で編成されたクルーで、体力的には極めて優れたクルーでした。その力を発揮し、クルーが確定してから初めて試合に臨んだ9月の関東選抜東京都予選で3位に入り出場権を得ました。

そして東京都代表として臨んだ関東選抜でしたが、大会では持てる力を発揮しきれず敗退しました。彼らは体力的には確かに優れていましたが、まだ技術などに至らぬ点があったということでしょうか。その後、乗艇練習、陸上練習を通じ、体力と技術の向上に努める日々が続きました。

今回の対校クルーですが、結成当初より自分たちにどのような練習が必要かということを、自分たちで色々と考え試行錯誤しながら乗艇練習や陸上練習に取り組んできました。その成果はすぐには現れてきませんでしたが、冬場にはそれが徐々に成果を結び始めていたと思いますし、2月時点の仕上がりでは、例年と比べても相当良い仕上がりを見せるようになっていました。

この調子で春合宿をしっかりやれば、技術・体力とも高いレベルで仕上がり、間違いなく勝てるだろうと思っていたところで、新型コロナウイルスにまつわる諸々が発生しました。その後も彼らは努力を続けていたようですが、結局ボートレースが中止となり、その力を発揮する機会は失われてしまいました。

結果に表れるという形で報われることはありませんでしたが、何か一つの目標に向けて努力を続けることができたということが、彼らにとり一つの財産になってくれることを願っています。