去る10月14日(水)午後、中学3年生の狂言鑑賞会が行われました。千駄ケ谷・国立能楽堂にて、人間国宝の野村万作さんが代表を務める「万作の会」の公演を鑑賞しました。
最初に石田幸雄さんによる狂言の演出や楽しみ方についての解説をいただき、その後「清水」「佐渡狐」の演目がありました。
出発前は、狂言に親しみのない生徒たちも多かったようですが、始まってみるとその面白さに引き込まれ、たびたび客席からは笑いが起きました。
狂言の筋書きが持つ独特のおかしさもさることながら、シンプルな舞台装置の上に演目の世界観を作り上げる演者の方々の所作には引率教員も改めて驚かされ、狂言という伝統芸能の奥深さの一端に触れられた心地がいたしました。
公演後帰路につく生徒たちは口々に「おもしろかった」と漏らしていました。彼らが普段触れない「面白さ」を得る良い経験になったことと思います。機会をくださった「万作の会」の皆さま、誠にありがとうございました。