7 月 9 日、10 日に「第 75 回東京都中学校陸上競技選手権大会」が江戸川区陸上競技場で開催され,陸上競技部から 100m、200m、4×100mリレーの 3 種目の出場がありました。その中で 200m に出場した岡安慶二くん(中 3)が全国大会参加標準記録(22 秒 75)を大幅に上回る 22 秒 49(1.7)のタイムで走り、8 月に福島県で開催される「第 49 回 全日本中学校陸上競技選手権大会」への出場が決定しました。また、4×100m リレーでは「木田大地くん-岡安慶二くん-松井仁くん-森末千寛くん(ともに中 3)」のメンバーでバトンを繋ぎ、予選を全体 5 位のタイムで走り決勝進出を決めました。こちらも全国大会出場を目指し決勝に向けて士気が高まりましたが、期末考査中である出場選手の身体的コンディションを鑑みて、顧問判断で棄権することにいたしました。
彼らには常々「君たちには多くの才能が秘められている。ただ君たち自身がそれに気づいていないだけなんだよ。」という言葉を伝えています。「足りない」と感じている人ほど「足すトレーニング」に励みます。しかし、いま自分が持っているものに気づき、それを上手に使う「術(すべ)」を理解していなければ、そのトレーニングは次第に苦痛の時間へと変わってしまします。成長期にある彼らに日々接している大人として行うべきことは「正しい身体使いを理解させること」、そして「その時に感じられる爽快感をより多く味わってもらうこと」にあると感じています。子供は嬉しいことがあった時に自然と走り出します。子供の頃は「走ること=楽しいこと」だったはずなのに、いつしか「走ること=苦痛」へと変わっている生徒を見かけるたびに悲しい気持ちになります。今回の彼らのように「走るって楽しい!」と感じてもらえるような生徒が一人でも増えてくれるよう、これからも様々なアプローチをしていこうと思います。
全国大会出場をかけた最後の戦いとなる「第 68 回 全日本中学校通信陸上競技東京都大会」が 7 月末に控えており、4×100m リレーも出場します。この大会で周囲をアッと驚かせる好成績を収めて、全国大会出場権を獲得できたらと思っておりますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。