7 月 17 日(木)〜 25 日(金)、フランス・パリで開催された第 55 回国際物理オリンピック において、高 3 の角谷賢斗君が金メダルを獲得しました。金メダルは上位 8% に授与されますが、角谷君はその中でも世界第 3 位という素晴らしい成績を収めました。角谷君は「中学 3 年の授業中に先生から国際物理オリンピックを紹介されたことがきっかけで挑戦を決めました。理論試験と実技試験があり、とりわけ実技は独学では難しいため、日本代表合宿で練習を重ねました。大学ではさらに高度な物理学を学びたい」と語ってくれました。
さらに、8 月 11 日(月)〜 21 日(木)にインド・ムンバイで開催された 第 18 回国際天文学・天体物理学オリンピックでも、金メダル(総合 2 位)に加え、 データ解析試験 1 位という輝かしい成果を収めました。「大きなホールでスクリーンに映し出された星を望遠鏡で観察する試験や、プラネタリウムを用いた仮想惑星の観測試験はとても興味深かったです」と大会を振り返ります。
最後に角谷君は「これらは開成に入学したからこそ得られた貴重な体験です。後輩たちにもこの経験を伝えていきたい」と熱い想いを述べてくれました。