11 月 15 日(土)、中学小講堂にて、中学 2 年生を対象とした講演会「可能性を信じる力〜パラスポーツから学ぶこと〜」を開催しました。
講師の磯﨑広大先生(アスレチックトレーナー)は、車椅子テニスや知的障がいバスケットボールなど、様々なパラスポーツのトレーナーとして活躍なさっています。まず、パラスポーツの魅力をご紹介いただきました。ブラインドサッカーの熱量、車椅子ラグビーの激しさ、車椅子テニスの競技レベルの高さなど、動画を交えた紹介に、生徒たちから感嘆の声が上がりました。次に、トレーナーとしての経験から感じたことをお話しいただきました。一口にパラスポーツと言っても、競技の違いはもちろん、障がいの特性にも様々なものがあります。個々の選手の置かれた状況はそれぞれ異なっており、だからこそ各選手に合わせたサポートが必要だと教えていただきました。
最後に、パラスポーツは「できないことと戦う」のではなく「どうすればできるかを考え続ける」スポーツなのだ、というメッセージをいただきました。
生徒たちは、普段なかなか接することのないパラスポーツという話題に興味を持ち、真剣に話を聞き、考えていました。講演後には「健常者と障がい者が一緒にスポーツを楽しむためにできる工夫は何か」「障がい者スポーツ特有の見どころはどこか」などについて活発な質疑が交わされました。
生徒たちはこの日開幕のデフリンピックの観戦に行く予定です。これに向けても良い準備の機会となりました。




