「パソコン甲子園2020」で開成高校コンピューター部がダブル受賞!

11 月に開催された「パソコン甲子園 2020」本戦に開成高校コンピューター部が参加し,モバイル部門でグランプリ,プログラミング部門で準グランプリと 2 部門でダブル受賞しました。今年の「パソコン甲子園 2020」は,新型コロナウイルス感染拡大防止対策として,当初予定の会津大学での実施からオンラインでの実施に変更となりました。

モバイル部門

2020 年 11 月 14 日・15 日に行われた「パソコン甲子園 2020」のモバイル部門に、コンピューター部員の神田慧悟君(高1)と上原直人君(高1)のチーム「うし食時代」が出場しました。

モバイル部門では、指定されたテーマに沿って、高校生のプログラマーが自らモバイルアプリケーションを企画・開発し、提出した作品について、次の4つの観点で審査が行われます。

  1. ① 開発スキルやアプリの完成度を評価する「技術力」
  2. ② 見栄えや使い勝手を評価する「デザイン」
  3. ③ ビジネス性、独創性を評価する「イノベーション」
  4. ④ プレゼンテーションやデモンストレーションの出来栄えを評価する「プレゼン力」

本年度は「食」というテーマが指定されました。チーム「うし食時代」は、このテーマに基づき、「自炊をする上で最も面倒くさい工程は、献立を考えることではないか?」という仮説を立て、「機械学習を用いて一日ごとの献立をユーザーに推薦することで、自炊をサポートする」アプリである「AuTable」を開発し、1位のグランプリを受賞しました。

プログラミング部門

パソコン甲子園 2020 プログラミング部門に、コンピューター部の米田寛峻君(高 3)と神尾悠陽君(高 2)のチーム「よし、グラフだ!」が出場しました。

プログラミング部門では、制限時間内に難易度の異なる様々な問題を解くプログラムを作成し、得点形式で競い合います。予選は 9 月 12 日(土)にオンラインで行われ、40 都道府県から 565 チームが参加し、うち 38 チームが本戦に進出しました。

本戦では全国の選手が一同に、オンラインで 4 時間の競技に臨みました。ここでは、3 つの円の位置のデータが入力してこれらがカバーする部分の面積を精度良く計算するプログラムを作る問題など、全 13 問が出題され、効率的な解法を思いつく発想力、高度なアルゴリズム技術、そして卓越した実装力のすべてが問われます。

チーム「よし、グラフだ!」は、競技では 12 問を解いて 86 点を獲得し、2 位の準グランプリに輝きました。