6月18日（日）、戸田ボートコースにて令和5年度インターハイ東京都予選がおこなわれ、開成からはシングルスカル1クルー、ダブルスカル2クルーで予選に参加しました。なお、各種目のＡ決勝1位のみが，網走で行われるインターハイのボート競技に出場できます。

ダブルスカルは2クルーが参加し、ＢクルーはＢ決勝で１位となり、ＡクルーはＡ決勝に進み3位という成績を残しました。まわりが高校3年生中心のなかで開成の2クルーはどちらも高校2年生と言うことを考えるとかなり頑張った結果です。この経験は9月以降の試合に活かされることでしょう。

シングルスカルは予選では組内2位となり、全体のタイム順でＡ決勝進出を決めました。この時点では全体で4番手、この結果を見ると少し厳しいと思いつつＡ決勝を迎えました。Ａ決勝では開成はかなり頑張っているが終盤まで他艇に先行され、正直なところ厳しいと思っていました。しかし、残り900メートル付近から想像を超える展開となりました。開成がこれまでにない勢いで漕ぎ、先行する2クルーに追いつき3艇がほぼ同じタイミングでゴールしました。接戦のため結果発表まで時間がかかりましたが、2位と約0.4秒という僅差で開成が1位となり、インターハイ出場権を獲得しました。ボート競技で開成からインターハイに出場するのはこれが恐らく初めてのことです。

これまで開成のボート部がインターハイ予選に出ることはまれだったのですが、例年ボートレースで引退する高3の部員が予選出場を望み、高校2年生からも参加したいという声があったことから出場し、予想を超える結果となりました。7月末のインターハイ本戦まで全力で頑張り、良い結果が出せるよう頑張って欲しいと思います。全国に目を向けるとまだまだ足りない部分はありますが、これからの頑張りに期待したいと思います。