7 月 15 日に、千葉大学医学部の見学会が行われました。この見学会は開成の OB が中心になり、開成の生徒のために開催してくれるもので、今年で 8 回目になります。人気のある企画で定員30名に対し今年は60名を超える応募がありました。
この見学会は「講演」と「見学」と「座談会」で構成されますが、講演では、医療の最前線で活躍する先生方から、現場でのリアルな体験談に加え、医療とAI、医療行政など幅広い分野にわたるお話を伺うことができました。生徒たちは、医療に対する視野を大きく広げる貴重な機会となったようです。見学では、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」による手術を見学させていただきました。映像で見るのとはまったく異なる緊張感があり、生徒たちは固唾をのんで見入っていました。
最後に行われる座談会も、この企画の大きな魅力の一つです。約 10 名の現役医師や医学部生が生徒の質問に答えてくださり、一つの質問に対して複数の先生が異なる角度からコメントをされたり、生徒の問いをきっかけに「自分がどんな想いで医療に携わっているか」を語ってくださったりしました。第一線で活躍する先生方が真摯に、そしてフレンドリーに向き合ってくださることで、生徒は「医療にかかわるとはどういうことか」、さらには「働くとはどういうことか」を改めて考える機会となりました。医学を志したいという思いを一段と強くした生徒も少なくなかったようです。