4月20日、開成高校と筑波大学附属高校の95回目の対校戦が行われました。昨年までの成績は開成47勝、附属47勝の五分です。開成は2017年に久しぶりに勝ち越した後、負け越したり五分に戻したりを繰り返していますが、ここで勝ち越したいところです。当日行われた対校レース以外の試合では、中学招待レースのクォドルプルの試合、ジュニアレースのダブルスカルとクォドルプルの試合に開成のクルーが参加しました。開成のクルーが最初に登場する中学招待レースで開成は戸田中学校の2クルーに完敗を喫しました。ジュニアレースのダブルスカルに出漕した2艇は筑波大学附属高校に大差をつけられました。ジュニアレースのクォドルプルは全員が高校1年と言うことを考えると非常によく頑張りましたが、筑波大附属高校に僅差で敗れました。ここまで3つ、勝てないレースが続き、残すは対校レースのみとなりました。
今回、開成の対校クルーは全国選抜に出場したメンバーで構成されています。実力は間違いないのですが、3月の全国選抜で思うような結果が残せず、その後も体調不良者が出るなど、心配なところもありました。しかし、そのような心配は杞憂に終わりました。対校レースは、スタート直後は遠目で見ていると果たしてどちらが先に出たのかわかりにくかったのですが、前半で開成がリードする展開となりました。後半もリードを守り、終わってみれば開成が約3秒差で勝利しました。相手の筑波大学附属高校のクルーも3月末の試合で見たとき以上に漕ぎがそろい、非常に速くなっていました。それを上回る漕ぎができたのは、これまでの積み重ねの賜物でしょう。対戦成績は48勝47敗と久しぶりに勝ち越しました。
天候が荒れることが多いボートレースですが、今回は暖かく風も穏やかで雨も降らず、天候に恵まれました。戸田ボートコースに駆けつけた多くの新入生、応援団、教職員、保護者、OBの皆様を前にして、素晴らしいレースができたことを何よりもうれしく思います。
最後になりましたが、当日は応援ありがとうございました。